スチールベルトのディムコ 経営企画の戸塚です。
今年の夏は一段と暑く、猛暑が続いています。もう７０回以上夏を経験している私にとっても、今年の夏は特別に暑い夏になりそうです。地球温暖化は北極など遠くの話でなく、我々自身の今の生活に直結する話ではないでしょうか。
大量生産、大量消費の時代は終わりました。「使い捨て」の言葉は辞書から消えるでしょう。そうした点で、私どもはリサイクル可能な「ステンレス」を基材とした「金属製のベルト」を扱っております。
ベルトと言うと、通常 織布などを重ねた樹脂製またはゴム製のベルトを思い浮かべますが、実は金属製のベルトも結構使われております。金属製ベルトのメリットは、ベルト表面が平滑であることや、耐熱性、耐擦傷性、耐摩耗性、防塵性、衛生的、高強度、精密搬送・・・など多くの特長を有しています。
これらの特長のうち、材質が「硬い」ことや耐熱・耐寒性を利用して、ワークを搬送しながら２本の金属ベルトでワークを挟み、加熱して徐々に加圧プレスする装置を開発しました。
商品名は『ダブルスチールベルトヒートプレスコンベヤ』です。ちょっと長い名前ですが、ダブルベルトで加圧する装置と言っていただければ分かります。
加圧方法は、加熱ヒータブロックを内蔵した2台のコンベヤを上下に配置し、上下より加熱、プレス、圧延、成形するものです。樹脂フィルム・シートの加熱、圧延加工、多層シートのラミネート、CFRTPなどの繊維状補強材への樹脂含浸（プリプレグ）、複合フィルム加工など、加熱、圧延、貼り合わせ、成形などを連続して行なうことが出来ます。
ダブルスチールベルトヒートプレスコンベヤの概念図
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