みなさんはお掃除ロボットを使っていますか?
ロボットと共存する世界が身近になってきた今、「ロボットが支援する手術」も急速に浸透しつつあります。
手術担当の医師は、内視鏡が映す画像を見ながら、車を運転するような感覚でハンドルを操作します。すると、ハンドルの指令がカニのようなロボットの手に伝わり、その手の先端にある医療器具が患部に対して動作し、手術が行われます。
あるアメリカメーカーの手術支援ロボットはすでに300台が世界で使用され、その手術例は一般外科を中心に1万例を越えています。
小さな三次元内視鏡が入る穴を腹部に開けるだけで大きな開腹を伴わないため、出血など患者への負担が少ないことが評価されています。
手術支援ロボットの背景には、外科技術や画像認識技術の進歩と、ロボットを多様な角度で動かせるようになった工学技術があります。
手術支援ロボットはアメリカが先行している分野ですが、日本も小型化・低価格化を狙い、市場に参入しつつあります。
手術支援ロボットで、先端に医療器具がついた部分を「マニピュレーター」といいますが、その駆動部に使用されている部品の一つにスチールベルトがあります。
ロータリーモーションに使用され、それは伸びにくい、薄い、細い、曲げ応力に耐える、という特徴が、アーム直径10mmに満たないマニピュレーターで活躍します。
リニアバンドのスチールベルト
ロータリーモーション用スチールベルト
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