微細パターン加工付きスリーブ開発のその後

メタルスリーブのディムコ、開発の竹村です。
新しい技術開発に携わり、時世の流れの中で働いておりますが、開発関係の業務は景気の動きにより振られ易く、不景気になると予算が切られ、顧客からの受注が少なくなります。しかしまた景気の先行きが明るくなると予算の復活も早く、受注が増えてまいります。
最近は安部首相の政策、アベノミクスがここでようやく効果の兆しが見えてきているのでしょうか、私共の受注も増えてまいりました。

ディムコは先月、2月27日から東京ビックサイトで開催された二次電池展に出展いたしました。この展示会には海外の顧客も多く見え、特に韓国、台湾、中国の技術者の新技術に取り組む意欲を強く感じました。


大径薄肉スリーブ(左)とエアロール、微細パターンベルト(後方)


私が書いた以前のブログ(H24.10.3)に記述致しましたが、ディムコの薄肉スリーブの外面に微細パターンを切削加工し、これを樹脂用円筒の金型とした微細パターンベルトを軸に圧入する業務が増えてまいりました。
この金型の長所としては、不用となった時には軸より簡単に取り外しができ、軽いのでハンドリングが安易で保管のスペースを取らない点であります。
また、ニッケル或いはステンレス製であるため、耐熱性・耐薬品性があり、今までとは異なる使用分野にも応用が検討されております。また耐久性に関しましても、主型は高価なものであるため、生産にはレプリカを使用できる手法なども開発してゆきたいと考えております。

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