広幅スチールベルトもディムコは製作します

スチールベルトのディムコ、海外部の新杉田です。

今回はスチールベルトの広幅の製作についてお話をします。
スチールベルトでは広幅の定義はありませんが、幅が1000mmを超えるものは広幅の範囲になります。通常、1000mmを超えるスチールベルトはどうしても厚みも厚く、コンベヤとして使用する場合のドラム径は500mm、条件によっては1000mm以上となり、大掛かりのものになります。

このドラム径の半分(250mm)又はそれ以下にできないだろうか。
このような要望の時に、ディムコでは厚みが薄い素材を溶接して、結果として1000mmを超えるエンドレスベルトを製作することができる技術を持っています。
それは素材であるコイル材をベルト幅長さに切断して、タンデムにつなぎ合わせる手法を用います。
材料の長手方向をベルト幅として使用し、複数枚の素材を溶接することで周長を確保します。
完成したスチールベルトは複数の溶接線を持つ形になります。
但しこの方法のエンドレス長さには限界がありますので注意が必要です。



広幅スチールベルトのイメージ図

溶接線が増えると強度や平坦性に不安を感じる方もおられるかもしれません。
しかし、ディムコは素材、素材の切断、溶接などについては社内の厳しい規定に則って製作しています。また、このような方法で製作したスチールベルトは多くの顧客に好評で使用していただいております。

こんな形状のスチールベルトは製作できないだろうか?というところからでも構いませんのでぜひお問い合わせください。

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