デットフラット(真っ平ら面)の為のスチールベルト吸引搬送システム

専務の佐久間です。


スチールベルトには様々な特性があって、まるで太陽のようにエネルギッシュで、海のように未開の神秘に満ちています。スチールベルトに出会って、もう30年くらい経ちますが、その商材としての広大さにいつも圧倒され続けています。

最近、新製品化した吸引搬送スチールベルトシステムもそのひとつです。
液晶に使うフィルムデバイス、タッチパネル、有機ELフィルムディスプレなどの軽量、軽薄、フレキシブル性をもった画像表示性能を上げるもの、ポリマー電池に使用されるセパレータフィルム、フィルム太陽電池などのエネルギー関連に利用されるもの、フレキシブルプリント基板や半導体、電子デバイスのフィルム化などなど・・・世の中は今まさにフィルム産業が益々の勢いを見せています。

このようなフィルム産業の根底を支えているのは、ロールツーロール(ロールtoロール、Roll to Roll、Reel to Reel)といって高精度でクリーンな連続搬送の技術です。しかし、これはフィルムの帯であるフレキシブルで薄っぺらでデリケートなウェッブ(WEB)の搬送が今、大きな課題となっています。これはウェッブハンドリング(Web Handling)といって、フィルムの帯に均一にテンションを掛け、フィルムの搬送をコントロールすることですが、これは至難の技です。
そこで、吸引搬送スチールベルトシステムはサクション搬送ともバキューム搬送とも吸着搬送とも言われますが、フィルムを水平な状態でテンションをコントロールできるのが最大の利点です。
もし、ウェッブハンドリングでお困りの方々いらっしゃいましたら、一度お試しに見えませんか?


デッドフラットな吸引システム




バキューム 平面 平坦 吸引 吸着 ステンレス箔 連続シート搬送

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