先月のブログではディムコが保有する実験機として、ダブルベルトプレス・ダブルスチールヒートコンベヤ(以下、略DBP)の間接加熱予熱方式(DBP2号機)と遠赤外線輻射予熱方式(DBP3号機)の2方式をご紹介させていただきました。
今回は現在分解改造を進めておりますDBP2号機のリニューアル機、DBP4号機のご紹介をさせていただきます。
リニューアル内容は多岐に渡りますが、主な点と致しましては、加熱/加圧能力の向上、加熱部/冷却部の加圧構造を分離、隙間調整の改善になります。
皆様に装置としてのご紹介予定は、デバッグ期間を経て概ね本年7月となりそうです。
概略スペック(今後の進捗によっては変更する場合がございます)
- 軸間距離:1300(1800)mm 上(下)
- プーリ径:φ180mm
- 最高昇温温度:300℃(予熱及び加熱ブロック温度)
- 加熱部ブロック寸法:(L)290mm×(W)400mm
- 冷却部ブロック寸法:(L)200mm×(W)400mm
- 最高加圧力(加熱部):29,419.95N(ブロック全面で約0.25MPa ※ワーク幅により変化)
- 最高加圧力(冷却部):9,806.65N(ブロック全面で約0.13MPa ※ワーク幅により変化)
- 対応ワーク最大寸法:(W)400mm、(H)30mm ※軟化などにより無理なく設定隙間を通せることが前提
- スチールベルト速度:最高加圧にて0.1~8m/min ※負荷制限にて10m/minまで可能
詳細スペックについては準備が出来次第、追って掲載してゆきたいと思います。
下の写真はリニューアル前のDBP2号機ではございますが、ご紹介させて頂きます。
ダブルスチールベルトヒートプレス2号機 (リニューアルに伴い現在はありません)