スチールベルトが貢献する印刷技術の進歩

「印刷業界の大きな変化の流れの中で」4年に一度の印刷業界の世界的な展示会であるDRUPA2016も大盛況のうちに先週で閉幕しました。


今年は、開催地のデュッセルドルフにディムコから4人を派遣してこの業界でのスチールベルトアプリケーションの動向調査とスチールベルト搭載のプロモーションを行って来ました。

印刷業界の大きな流れとは、オフセット印刷の限界である、オンデマンド化、バリュアブル化、
少量多品種化、小型化、ローコスト化、省資源化などに対し、その泣き所を突くように急激に発展して来たのがインクジェット印刷で、益々その幅をきかせ始めていることが目立ちました。

実は、このインクジェット印刷の高画質にして、紙送りの高速を維持するためにスチールベルトが今、その特性を十分に生かして大役を果たしています。

ディムコの提唱する「スチールベルト吸引搬送システム」は、このインクジェット印刷方式に
マッチングするために、ディムコはそれに最適なスチールベルトを開発して参りました。
高い平坦性をキープするために、ベルト張力懸架方式による画像形成サポートのための連続ステージとなるその基本構成は、スチールベルト全体に微細な吸引孔が施され、その孔を通じてきめ細かな吸引がカット紙でも連続紙でもしっかりと吸いつけて、平面を確保できるからです。それによりインクジェットヘッドの下での紙の搬送を高精度に実現しています。
参考に以下の動画をご覧ください。


バキューム・吸引吸着スチールベルトコンベヤ ハガキ搬送 

今回のDRUPAにおいては、インクジェット印刷が、特に産業用印刷機械として大幅にその領域を拡げているのがとにかく、印象的です。この傾向は、その印刷物の多種多様に対応しながら、4年後のDRUPA2020ではもっともっとその傾向を強めていることでしょう。

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