常日頃、ディムコにお問合せをいただくスチールベルトのお引き合いの他に、フリクションパッド(高摩擦処理)のお引き合いをいただくことがございますのでここにご紹介したいと思います。
高摩擦フリクションパッドは、基材の表裏に微小な突起処理を施しており、挟んだ相手側の部材にしっかりと密着してグリップするので、高摩擦を得たい用途に使用されることが多いです。
また、高摩擦ゆえに、イナーシャ(慣性)が掛かるところは部品重量の軽量化が望め、全体をコンパクトサイズに計画することができます。
この処理を施すことができる対象基材としては、0.2mm程度の薄板から厚板表面の他、お客様ご支給部品の特定場所にのみ直接処理を施すことも可能です。
高摩擦フリクションパッド 色々な形状
高摩擦フリクションパッドの表面拡大写真
- 締結部の過大荷重リリース用
- スカラーロボットの先端アーム固定部締結部品軽量化
- スチールベルトの駆動プーリ、駆動ドラムの高摩擦化
- 送り枚葉品の挟み込み一時ストップ用
- マテハン開閉把持部の滑り止め
その他、お客様のアイデア次第では、まだまだ他の用途についても可能性を秘めた製品であると感じております。
部材の滑りにお困りで、高摩擦化を試してみたいことがございましたら、是非一度、ディムコにお問合せください。