超薄型スーパーワイドスチールベルト搬送システム

スチールベルトなるものに憑かれて、創業して早30年目。その歳月を思うと感慨を禁じ得ません。それにしても創業以来、なんと毎日毎日3~4件、今の今まで見込み需要家の皆様からのお問合せが絶えなかったのですから。今でこそメールで頂くようになりましたが、お電話で、FAXで、何と多くのお問合せを頂いたことでしょう。
スチールベルトのもつ訴求力とは物凄いものと、改めてこの30年目に感嘆している次第です。

さて、情報家電のディスプレイに使用されている薄型のガラスや幅広のフィルムなど、それらに印刷する際の薄肉平面体の搬送には色々なベルトが使用されています。しかし、昨今のハイクリーンの環境や加熱、冷却、溶剤塗布、特殊環境下での工程に使用しようとしても、従来のゴムや樹脂製の幅広ベルトは使えない場合が多いので、スチールベルトに白羽の矢が立つことが多くなってきています。

また、従来からあるスチールベルトを回すプーリの直径は1000mmまで大きくなってしまい、幅は広くても軽いものを搬送するというのに、分厚いベルトはコンベヤが大きくなってしまうといったことから搬送工程が大きくなり、またその結果コストが張ってしまうことが今まででした。

ディムコの超薄型スーパーワイドスチールベルト搬送システムは、その課題を見事にクリア、従来ベルト幅が1000mm以上ですと、1mm以上あったスチールベルトの厚みは、0.3mm程度となりと今までの1/3以下に薄肉化に成功、またプーリの直径も200mm程度とコンベヤ自体も一気に薄型、軽量化、コストダウンに大きく寄与しています。


超薄型スーパーワイドスチールベルト搬送システム

それだけでなく、平坦性、高強度を維持し、表面平滑性や耐油性、衛生、耐薬品性、耐熱、洗浄容易などの特性を発揮し、食品、医薬、電子材料、樹脂成形、フィルム高機能化、多機能化などに大きく貢献しています。

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