初めてスチールベルトを検討されるお客様で、次のような質問を多く頂きます。
『樹脂ベルトのコンベヤを使っているが、ベルトのみをステンレスベルトにしてみたい』
ここで、質問に対し最初に気になる点はコンベヤの構造になります。
下の図のような構造のコンベヤの場合、テンションローラがベルトの外側から押し当てています。
従って、ベルトには正曲げと逆曲げの応力が掛かっています。
そうすると、ベルトの寿命は正曲げのみ生じる構造よりも短くなります。
これは針金を手で折り切る場合、正・逆曲げを繰り返すと切れやすいことをイメージすることで
理解できます。
ベルトの逆曲げ例
その次に、使用しているプーリ径や蛇行調整機構も判断材料にします。
プーリ径についてのアドバイスはスチールベルトとは(4)の中で、蛇行調整方法についてはベルト蛇行防止装置(1)をご参照下さい。
また、スチールベルトは、搬送するワークや使用環境に合わせて、最適な板厚・材質をご提案致します。
お問い合わせの際は、問い合わせシートを御利用下さい。
今後ともスチールベルトのディムコを宜しくお願い致します。