座禅とステンレススチールベルト表面処理の仕事

横浜市金沢区福浦研究センターでステンレススチールベルトへの表面処理の開発を担当しているディムコ技術部の桂です。

昨年10月、本ブログで弊社所在地(東京湾に面する横浜市の最南端)に隣接している金沢八景の散策を書きました。

その中で京浜急行金沢八景駅から鎌倉にかけて、鎌倉時代金沢八景平潟湾の塩を鎌倉に運んだ塩の道の、最初のスポット泥牛庵を紹介しました。
そこの座禅に参加しました(毎日曜開催)。
・5:30から座禅恒例の作務(箒で落ち葉をかき集める程度ですが)
・6:00から座禅  
・7:00~7:45住職の説教
でした【大分長い!】。
参加者20人(内女性2人)程(常連)。

座禅の効用は諸本に譲るとして私自身は頭の中を空にして、そこから考えをめぐらせることに最大の効用を感じています(頭の中を空にする事で様々な不安が和らぐのが本当の所かもしれません)。

さて、頭を空にしたところで仕事の話を書きます。

スチールベルト表面処理への要求は・樹脂(プラスチック)の不粘着・溶融金属物の不付着で、かつ、高温・耐磨耗・耐屈曲を同時に適えることを命題にしています。

近年表面処理で主流の薄膜材も10種類程試験しましたが、樹脂(プラスチック)の不粘着はなかなか難しいようです。ステンレス層の溶融金属不付着用に開発された処理は耐熱が難しい。また厚い塗膜はプーリによる屈曲で寿命が短い、など。各種展示会で展示される中で適いそうなものを試しましたが耐熱とその他の条件が適うものはなかなかありませんでした。

その中で適いそうなもの数種類が最近入手でき、ステンレススチールベルトへの処理をしてコンベヤに実装し、加熱連続試験するまでこぎつけました。
本年3月目標に製品試験を目指しております。

今後もスチールベルトのディムコを宜しくお願い致します。

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