スチールベルトのディムコ、専務の佐久間です。
さて、いきなりですが、私は「市場創出」という言葉が好きです。
ブルーオーシャンという言葉とレッドオーシャンという言葉があります。
レッドオーシャンは血みどろの闘い、つまり競争社会そのもので、品質と価格とサービスの激烈な闘いです。これに対してブルーオーシャンは青い海。ひとり悠々と進む船、つまり競争のない社会、それは、オンリーワン、つまり独自性ということになります。
ディムコが産声を上げてから、はや27年と半年。人で言えば、30年1世代分を生きてこられました。リーマンショックの後、みるみる業績の低下を余儀なくされた我が社も、今でもチャレンジの連続です。
わたしたちの本業はスチールベルトですが、改めて、自分たちが商品だと疑わなかったものに眼差しを向けざるを得なくなって来たのは、世間の企業と同じだろうと思います。
市場が収縮している、という考えは、レッドオーシャン的発想だと気付いたわたしたちは、ブルーオーシャン的思考に切り替えないと、明日がないことを悟るに至りました。スチールベルトの市場が競争と景気の煽りで閉塞していれば、スチールベルトが使える市場を創ろう!と考えるしかありませんでした。
わたしたちに必要とされている最大努力とは、スチールベルトの特性のあれこれを盛り込んだ機械を創造することだと、このピンチに気付きが与えられたのです。
競争に勝つというレッドオーシャン的発想をかなぐり捨てて、ブルーオーシャン的発想が「顧客満足」という結論に導いてくれました。それによって、スチールベルトを利用した以下のようなアプリケーションシステムを手がけるようになりました。今後ともお客様のニーズにフォーカスを合わせて、「市場創出」を極めていきたいと思います。