例えば、インターネプコンにあっては、先端電子材料EXPOという展示会を、ファインテックでは高機能フィルム技術展という展示会を同時開催として、来年から立ち上がることになっています。
これらは何を意味するかと考えますと、世界で日本の技術の競争力維持もしくは生き残りをかけている分野に特化してゆこうとする業界の動向が伺えます。
中でも目を引くのは細分化され特化された展示会の数々で、上記ふたつの展示会に加え、関連分野で東京方面だけでもコンバーテック展、FILMEC展、プリンタブルエレクトロニクス展、ラージエレクトロニクス展、JPCAショウ、PV-EXPOとまさに目白押しです。そして、キーワードは、「薄膜化」であり、「多機能もしくは高機能フィルム」であろうと思われます。
2010年は、このような展示会の特に高機能化されたフィルムの材料、加工技術、付加価値化の大競争時代の始まりではないでしょうか?
このような潮流は新たなるスチールベルト時代の到来ともいうべき時を迎えていると思われてなりません。
どうしてかと申しますと、
これらの超精密な高機能フィルム製造のプロセスに欠かせないスチールベルトの最大の特徴は、
①極めて平坦で強靭な金属面を連続で提供できる
②冷温、加熱などの熱伝導に優れている
③高温・低温・紫外線下などの特殊環境に強い
③粉塵や劣化でのコンタミネーション防止
④洗浄の容易性
⑤衛生保持性
などが上げられます。これらの武器を引っさげて、世界中の薄膜・フィルム業界でスチールベルトがまさに活躍する時至れり。
▲グローバル化の波を感じながら世界戦略を思う専務の後姿
ハノーバーメッセ2008の中庭で