スチールベルトのディムコ、開発営業部の中田です。
今年は、梅雨明けも遅く、梅雨明けしても台風が来たりで天気の悪い日が続き、夏らしいと思える日が少なく残念に思う次第でした。
さて、バリアブル印刷という言葉をご存じでしょうか?
バリアブル印刷とは、招待状やダイレクトメールなど、一つひとつの宛名や文言が異なる印刷内容に対して、同じテンプレートを使いながらその一部(宛名や一部の文言)情報を差し替え、高速で印刷する差し込み印刷方式のことです。
オフセット、グラビア印刷が版を用いた方式の為、同一品種多量生産に向いているのに対し、バリアブル印刷は版を用いずインクジェットを用いる為、多品種少量生産に向いております。
これにより、ハガキ・封筒への宛名印字やQRコード・IDなど、個々に異なるデータを印刷することが可能です。
さて、高速で印刷する場合、ハガキ・封筒・フィルムといった軽くて薄い枚葉ワークを高速で搬送させようとしても搬送中に風圧により先端、耳が浮いてしまったり、初期に置いた位置からズレてしまうという問題があります。
インクジェット印刷においては、ヘッドとメディアの間隔がばらつくとインクの着弾位置が狙い値から外れ、印字不良の要因となってしまいます。しかし、ディムコの吸引搬送コンベヤを用いれば軽くて薄いものでもしっかり吸着してヘッドとメディアの間隔のばらつきを抑えることができ、高精度な位置決めを保ちながら高速搬送が出来ますので、バリアブル印刷用途でもお使い頂くことが可能です。
ご興味のある方は是非一度ご来社頂き、吸引搬送コンベヤでテストしてみてください。
お待ちしております。