電気鋳造法で製作する薄肉の筒のことをディムコではNi(ニッケル)スリーブと呼んでいます。
ニッケルスリーブを製作するには、まずマザーロールと呼ばれる母型(金型)を製作します。
ディムコにもいくつかのサイズの金型を保有しておりますので、サイズによっては新規にマザーロール型を製作する必要はございません。
通常のニッケルスリーブは適用サイズのマザーロールをめっき槽に入れ、外表面にNiイオンを電解析出させ、ご要望の厚みまで成長させた段階でマザーロールから剥離・分離し、長さを整えましたら製品は完成します。
▲ディムコNiスリーブの製造工程
ニッケルスリーブはステンレス等の材料とは違い、めっき時間等を調整することで0.26㎜等ある程度細かい厚みの指定ができ、また、内径はマザーロール型の外径とほぼ同寸法、同形状に仕上がります。
溶接加工品の良さもありますが、溶接で製作したスリーブでは得られないシームレス状(継ぎ目のない)スリーブです。
ある程度の耐熱性もあり、表面欠陥の少ないスリーブも開発されております。
是非、お気軽にお問い合わせください。