電気鋳造法で製作する薄肉の筒のことをディムコではNi(ニッケル)スリーブと呼んでいます。
ニッケルスリーブを製作するには、まずマザーロールと呼ばれる母型(金型)を製作します。ディムコ保有金型の直径がご使用可能であれば新規にマザーロール型を製作する必要はありません。
そのマザーロールをめっき槽に入れ、外表面にNiイオンを電解析出させ、ご希望の厚みまで成長したところでマザーロールから剥離し、長さを整え製品は完成します。
ニッケルスリーブは、ステンレス等の材料とは違い、めっき時間等を調整することで、0.28㎜等ある程度、細かい厚みの指定ができ、また、内径は、マザーロール型の外径とほぼ同寸法、同形状に仕上がりますので、ご要望のサイズのニッケルスリーブを製作することができます。
溶接をしていないので、もちろん、継ぎ目はありませんし、溶接による歪みもありません。
ディムコのニッケルスリーブは、端部孔開け加工や、内外面の鏡面仕上げ、或いは、別途治具費用が必要な場合がありますが、外表面に粗面加工をする等様々な加工ができます。
▲ディムコのNiスリーブ
ニッケルスリーブ(金属チューブ)の試作品及び、御見積は1本からでも承ります。
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