スチールベルトは張って使うもの(2)

スチールベルトのディムコ、太田です。

今日5月8日、念願のコンビニがディムコから1分足らずの距離にオープンしました。
実は、最寄り駅から5分の距離にディムコはあるのですが、駅は無人駅で、会社に来るまで店が1軒もないのです。
これからは、ちょっとしたものが買えるので嬉しいです。



ディムコの近くに開店したコンビニ

さて、前回の『スチールベルトは張って使うもの(1) 』では、『アイテルワインの式』があることを掲げました。
アイテルワインの式



図1 スチールベルトで駆動を掛けて回っている場合


ここでは、駆動を掛けた時のテンション(F:図1では軸荷重とも言える)は
F=Tt+Ts
になります。


図2 スチールベルトで駆動を掛けずに停止している場合


図2のように、駆動を掛けていない時のテンション(F)は
F=2×To
従って、駆動を掛けている場合も、掛けていない場合もテンションは一緒の数値で、式が違うだけであり、
F=Tt+Ts=2×To
になります。
しかし、決定的な違いはその張力が測れるか、測れないかです。
初張力Toは止まっているので簡単に測れますが、動いて回っている時のベルトの張り側張力、ゆるみ側張力などは測定が困難なことです。
しかし、アイテルワインの式により、動力を伝達するときに生ずる各張力を計算することは容易なのです。
そしてこの張り側張力からゆるみ側張力を引いた数値を有効張力と言いますが、これが動力のパワーになります。
次回は、そのアイテルワインの式はどのような内容で成り立っているかを説明致します。

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