ディムコの仕事に関わるようになって毎日目に触れるスチールベルト、その材質は「SUS301」や「SUS304」ですがそれまでは聞いたこともない、聞いたかも知れないが全く関心がなかった言葉です。
そんな方もいらっしゃると思いますのでここで簡単にご説明します。
まず頭のSUSとは「Steel Use Stainless」の略称で「サス」と読みます。
直訳すると「錆びにくい特殊用途鋼」になります。
日本産業規格(JIS)で定められ、ステンレスの種類を指す記号のうちの一つです。そしてSUSの後ろの301や304の数字はステンレス鋼の種類を表しています。
そのステンレス鋼は5種類に分類されますが、300番台のステンレス鋼はオーステナイト系ステンレス鋼に分類され、鉄にクロムとニッケルが含まれています。
SUS304はステンレスの中でも生産量が一番多い品種です。
また、同じ300番台でもSUS301とSUS304では違った特性を持っています。
例えば304は削る、曲げるなど加工性が良く、生産量が多いことから安価であるため流し台、浴槽、厨房製品など多くの分野で使用されています。
一方301は304よりもクロムとニッケルの量を減らし硬度を上げています。
主な用途としてはスプリング材として多く使われています。
ディムコではその両方の材質でスチールベルトを製作しています。
スチールベルトに使われるSUS304、SUS301
スチールベルトをご検討の際は用途にあった適切な材質をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。