スチールベルトのディムコ、開発室の中田です。
2024年5月24日に、「2024年度ベルト伝動技術懇話会 総会・講演会」が同志社大学・今出川キャンパス内で開催されました。
ベルト伝動技術懇話会は、日本の自動車メーカー、ベルト製造メーカー、ベルト原材料メーカー、大学等学術研究機関などが会員となり、ベルト全般を学術的に広く扱う任意団体です。
今回はその主催者側よりスチールベルトを得意とするディムコに講演者側として招待を頂き、スチールベルトの機能や技術的特長などについて講演いたしました。数あるスチールベルトメーカーの中からディムコに熱い関心をお寄せ頂いたことに、大変光栄に感じております。
当日は、会員の皆様方を目の当たりにして、『スチールベルトの特長及び用途事例、精度向上に向けた取り組み』をタイトルとして質疑応答含めトータルで40分間講演をさせて頂きました。
講演は2チャプターで構成され、ディムコからは2名が講演者として参加しました。
まず初めに、国内営業部門の講演者からは会社概要からスチールベルトの歴史、特長、用途事例、そしてスチールベルトを用いる際の設計段階における技術的留意点についてお話しをしました。
続いて開発室の講演者からは、スチールベルト式吸引・吸着搬送コンベヤを事例に、踏み込んだ技術説明を、また精度向上への取り組みと題しその開発試験機の概要と課題解決に向けた取り組みを話しました。また最新の精密計測機器の導入による精度向上への寄与、高精度蛇行制御技術の向上など、画像や動画、更には技術的データを盛り込み講演しました。
皆様方が真剣にお聞きになられている姿や、質疑応答の場でもエンジニア視点からの鋭いご質問も数多く頂いたことで、講演前の不安も拭い去る程大変有意義な時間となりました。
今回の懇話会のご招待と講演の場を設けて頂いたことに、ベルト伝動技術懇話会会長である大窪教授並びに関係者の皆様に心より感謝申し上げます。