ディムコの主力製品といえば、ステンレス製のスチールベルトコンベヤ・スチールベルトですが、私たちディムコ開発室では、超薄肉金属スリーブの新たな用途として樹脂フィルム・シートを成形する工程で使用する弾性ロール(エアロール)の開発を進めています。
ディムコのエアロール(金属弾性ロール)は、大きく分けると「エア弾性タイプ」、「温調タイプ」、「ラバー弾性タイプ」の3種類があります。
その中でも今回は、「エア弾性タイプ」について紹介致します。
「エア弾性タイプ」は、薄肉金属スリーブを使用し、ロール内部にエアを封入した構造です。中心のシャフトと両サイドにエアを密封する機構を設けている為、ロール自体の重量が軽く、非常にソフトなタッチで、フィルムなどのワークに面接触で押し付ける事ができます。その為、ワークに剛体ロール使用時のような線接触による局部的な強い負荷をこの「エア弾性タイプ」は軽減することができます。
エアロールの表面に使用している薄肉金属スリーブは、ディムコのシームレス(継ぎ目のない)スリーブですので、ピット、ピンポールが少なく、他社のニッケル電鋳スリーブ等と比較しても高強度です。
▲金属ロール エア弾性タイプ構造図
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