電気鋳造法で製作する薄肉の筒のことをディムコではNi(ニッケル)スリーブと呼んでいます。
ニッケルスリーブを製作するには、まずマザーロールと呼ばれる母型(金型)を製作します。
ディムコ保有金型の直径がご要望サイズ通りあるいは、許容範囲の寸法であれば新規にマザーロール型を製作する必要はありません。
通常のニッケルスリーブは、そのマザーロールをめっき槽に入れ、外表面にNiイオンを電解析出させ、ご希望の厚みまで成長させたところでマザーロールから剥離し、長さを整えましたら製品は完成します。
ニッケルスリーブは、ステンレス等の材料とは違い、めっき時間等を調整することで、0.26㎜等ある程度、細かい厚みの指定(直径や長さによっては±0.01mm)ができ、また、内径は、マザーロール型の外径とほぼ同寸法、同形状に仕上がります。
溶接をしていませんので、もちろん、継ぎ目はありませんし、溶接による歪みもありません。
高温下でのご使用は難しい場合もございますが、是非、一度、ディムコのニッケルスリーブをお試しいただけませんか?
ニッケルスリーブは、端部孔開け加工や、内外面の鏡面仕上げ、或いは、別途治具費用が必要な場合がありますが、外表面に粗面加工をする等様々な加工ができます。
▲ディムコのNiスリーブ
ニッケルスリーブ(金属チューブ)の試作品及び、御見積は1本からでも承ります。
また、ディムコの製品に関するご相談、ご質問の方は、お問い合せフォーム、または、お電話(045-352-7888)、FAX(045-752-1717)にてお気軽にお問い合わせください。