スチールベルト採用事例としてメタルパーティクルフリーの自動昇降式超音波洗浄機について

スチールベルトのディムコ、営業部の成瀬です。

今回は昇降用スチールベルトの採用事例として、自動昇降式超音波洗浄機をご紹介します。


スチールベルトを採用した超音波洗浄機「ウィルヴィー株式会社製 NEUF FTR-1」 

超音波洗浄に使用する洗浄溶剤は揮発性があります。
従来型の自動昇降式超音波洗浄機はバスケットの昇降機構が洗浄槽の中に収まっておらず、上蓋での完全密閉はされていません。
そのため洗浄溶剤の使用量(消耗量)を抑えることに限界があります。
その課題を解決すべく『スチールベルト+巻き取りホイール』を使用した新たな昇降機構が開発され、これにより昇降機能を洗浄槽内に収めることを実現しています。
洗浄槽の上蓋を完全密閉することができるので、洗浄溶剤の飛散量は同社従来製品比で1/3程度まで大幅に削減されました。


バスケット昇降機構


また、スチールベルトを採用したことで別のメリットが生まれました。
それが『メタルパーティクルフリー』です。
チェーンやラック&ピニオンを用いた方式ではそれらの部品からの金属発塵があります。
加えて、溶剤の影響で機構部品そのものが脱脂されて動きが鈍くなるなんてことも・・・。
これに対してスチールベルトを用いた方式では油を使わず、部品の擦れもないため発塵がほぼゼロとなり、耐久性もアップしました。

動作をご覧になりたい方は↓の動画からどうぞ

メタルパーティクルフリーの自動昇降式超音波洗浄機の動画

ステンレスで作られたスチールベルトは厚みの不均一や強度のバラツキもほぼゼロに近く、
耐薬品性にも優れています。
昇降機構の耐久性、発塵、省ペース化にお困りでしたら、是非ともディムコのスチールベルトの採用をご検討ください。

ブログアーカイブ

ブログカテゴリー