スチールベルトのディムコ、ＳＳＴの石川です。
RtoR方式での繫ぎ目のない連続生産の要望が増えてきている現状において、平板から円筒状モールド製作への技術が注目を浴びてきております。
ディムコは長年に渡るスチールベルトの突合せ溶接技術をベースに、RtoR生産方式への新たな提案に取り組んでおります。
Ni平板を円筒エンドレス化後ロールへ圧入するプロセス
その内の一つがNi円筒タイリングモールドです。これはNi電鋳平板から精密カット・溶接・研磨により高精度な円筒状モールドを製作するものであり、UV/熱インプリント金型、微細形状金型、印刷用シームレス版等に用いることができます。（上図参照）
そしてもう一つがロータリースクリーン印刷用金属シームレス版の開発です。
今業界においてストレッチャブルデバイスの開発が進んでおりますが、市場はまだ形成段階であり、色々な企業が市場形成を目指しているものと思います。
その中で平板でカバーできるサイズのデバイスであれば通常のスクリーン印刷で問題ありませんが、長尺になると新たな手段が必要になります。
その手段の一つとして挙げられるのがロータリースクリーン印刷用金属版です。
技術的には、平板で作られた回路の刻まれた金属版を繋げるための精密カットと円筒化のための溶接及びストレッチャブル導電性ペーストを連続印刷できるような溶接部の精密加工が必要です。
興味のある方は、是非お気軽にお問い合わせください。